描き描き

  • 2017.06.02 Friday
  • 15:44

 

 

ドイツでの展示は来年6月頃になりました。

同じく来年5月には地元福岡で初めての個展もあるし、楽しみ。

 

まずは今年9月の個展(日本橋タカシマヤ)。もうすぐメインの大作が仕上がりそうです。

 

 

 

 

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    ミニ講義、タイトル画、会田さんハサミ、クロスロード、古館さん

    • 2017.05.26 Friday
    • 11:17

     

     

     

     

     

    大学が始まって1か月。今年も非常勤講師として少しだけですが、大学教育に携わっています。僕の担当は日本画コースの実技指導ですが、実技の時間を30分〜1時間くらい割いてパワーポイントを使ったミニ講義もやっています(毎回じゃないけど)。講義の内容は色々で、歴史についてだったり、技術面についてだったり、今やっている展覧会内容についてだったりと様々。美術というのはビジネスの顔と学問の顔を持ち合わせていて、学問の面から言えば様々な歴史や理論を知る必要があります。好きなものを好きなように自由に描くというのは初動としてとても大事なことですが、それだけでは作品の強度は作り出せません。なので、歴史や理論の重要性や楽しさに少しでも目を向けてもらえるようにと、こうしたミニ講義をちょこちょこ始めたわけです。

     

     

     

     

    ↓添付画像はそのパワーポイント講義のタイトルページの一部。

     

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    戦後日本画の回は東山魁夷の道から。戦争絵画と連動授業。

     

     

     

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    切ったり切られたりの江戸時代。メジャー所からマニアックな絵師まで。

     

     

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    可愛いは正義!可愛いの歴史をさぐる。

     

     

     

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    日本画、、、というより美術や日本画、洋画というジャンルが確立した契機など。

     

     

     

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    絵画に使える色彩講座。色彩を感覚で使えない子は理論で攻めるべし!

     

     

     

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    鳥獣戯画の講義。九産大日本画では鳥獣戯画の模写があります。

    ただ、この元ネタが通じなくなってきた・・

     

     

     

     

     

    講義の中身はド真面目なんで、最初から固くならないように解しの意味でこういうの始めたんですが、最近はこれを考える時間がかかってきていて疲れてきました(苦笑)。お気に入りは戦後日本画の回かな。

    講義ではなるべく分かりやすい言葉で伝えて、何となくでもいいから理解してもらうことにポイントを置いて講義をしています。大事なのは咀嚼の仕方ですね。昔、普通科の高校で美術の講義をしたのですが、その時に生徒に向かって「こういう風にデッサンして」と言ったら、高校の先生から「生徒たちにデッサンといっても多分言葉の意味が分からない子もいると思いますよ」と言われたんですね。「え、デッサン分かんないかな?」と思ったのですが、自分の中で当たり前のことが業界外では当たり前ではないという事が多々あると気付かされました。そんなこともあって、自分が理解していることを相手に伝える為には、如何に分かりやすく咀嚼するか、これは僕の中ですごく気を付けていることです。同時に”全部をいいすぎない”というのも重要です。教えすぎたり、言い過ぎると自分で調べたり発見したりする機会を奪うことになりますからね。まぁこの辺はバランスですね。

     

     

    “分かりやすさ”という点において感動したのは、会田誠さんのハサミの使い方の説明。2011年にトーキョーワンダーサイト本郷で『MONUMENT FOR NOTHING 供戮龍ζ雲作ワークショップをやっていて、そこで制作趣旨やダンボールを切るための道具の説明が映像で流れていたんですね。で、そのときハサミの使い方を説明していたのですが、ハサミの使い方をこんなに分かりやすく説明できるなんて!と感動してしまったんです。勿論、特別な使い方をしたり、特別なハサミではありません。ただ残念なことに今はその内容忘れちゃったんで、感動したということだけしかお伝えできないのですが(笑)。ハサミに限らずですが、会田さんの「何かを伝える」ときの分かりやすさは本当に凄いと思います。

    それと、先日放送された数理工学者・合原一幸さんを取り上げた『クロスロード』(テレ東系)。世界で100人くらいしか理解できないようなレベルの数式と向き合う合原さんを、誰もが分かるように番組として成立させるのは簡単なことではないと思うんです。でも数式で病気の予兆が分かることや、数式(対数螺旋)を使ってドレスを作れることなど、数学に興味がない人でもイメージできるような紹介の仕方に感動しました。数式自体は理解できなくても、数式がこうしたことに繋がっているという驚きと発見があるというか。あと、書類が山積みになっているいかにも研究者という図をみせながら、一方で若い頃ヤリイカで実験した思い出をヤリイカとビールで一杯やりながら回想するシーンがあったりと、天才数理工学者と普通のおじさんの面を混ぜ込んであって番組が固くないんですよね。数理工学者で番組作れって言われた頭抱えそうなものですが、ここまで素人がみても楽しんで興味がもてるように番組が作れるってすごいなと感動しました。デレビ番組の強度って咀嚼の仕方がかなり関係しているんだろうな。

     

     

    まあそんなこんなで分かりやすさを大事に、広く浅く、ミニ講義を今年度もやっていこうと思います。あ、冒頭にパワーポイントで講義していると書きましたが、もしかしたらパワーポイント知らない人もいるかもしれないから説明しておくと、パワーポイントとはMicrosoftのプレゼンテーションソフトで文字や写真、グラフなどが入った見栄えのするスライドを簡単に作成できる、プレゼン用のソフトです。以前、報道ステーションで古館氏がパワポイを知らないって言っていたので一応・・・

     

     

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      日曜美術館と日本画の図録

      • 2017.05.06 Saturday
      • 19:59

       

       

      明日あさ(5/7) 放送予定の日曜美術館(NHK)のアートシーンで日本画山脈展が紹介されるそうですが、僕の作品もワンカットで少しだけでるかも…らしいです。よかったらご覧ください。まぁこうやって告知した時は大概カットされて画面にすら出てこないパターンが多いけど(笑)。その時は「ふふふ」と笑ってください。まぁ僕のは出てこなくても、展覧会の内容はご覧いただけますので是非!

       

      ◼︎日曜美術館 Eテレ 午前9時
      ※アートシーンは午前9時45分〜

       

       

       

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      この日本画山脈の図録が届いたのですが、これが素晴らしいなと思いました。

      表紙は戦後日本を象徴する東山魁夷の道。

       

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      出品者の日本画考。

       

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      作品ごとの解説。

       

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      一部の作家の技法や絵作りの紹介。図録では珍しい。

       

       


      まず大御所から若手まで出品者全員がそれぞれの日本画論を語っています。日本画という言葉自体、扱いが難しくなっている今、出品作家本人がきちんと考えを提示することがとても大事だと思います。案外、日本画の展覧会って主催者側やキュレーション側が言いっ放しで、作家の発言機会がないんですよね。だからこそ作家本人の日本画考を提示させてくれている所に、この展覧会の真摯さが伝わってきます。ほかにも作品一つ一つに解説があったり、一部の作家の技法紹介なんてものまであります(図録でこうした内容は珍しいかも)。


      今の日本画を否定するにしても、肯定するにしても読み応えがあって、教材という意味では学生さんにもいいと思います。機会があればこちらも是非〜。

       

       

       

      ※図録問い合わせは新見美術館ホームページから(多分)

       

       

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