9/6(水)から個展「NAN-PUK」開催

  • 2017.08.29 Tuesday
  • 16:07

 

9月6日から日本橋タカシマヤ美術画廊Xにて個展を開催します。

 

 

・田中 武 個展 「NAN-PUK」

 

・日本橋タカシマヤ 6階 美術画廊 X
 9月6日(水)→25日(月)
・新宿タカシマヤ 10階 美術画廊
 10月4日(水)→16日(月)

・在廊予定日

 9月6日(水)〜10日(日)、13日(水)

 

 

斉唱 (dpi350).jpg

 

※掲載作品
『斉唱 〜神7の唄〜』
・280×390
・2017年
・麻紙、アクリル絵具、水干絵具、墨

 

 

 

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■■ 新作『斉唱〜神7の唄〜』について ■■

 

今回、制作した『斉唱〜神7の唄〜』は、難福(なんぷく)を主題に置き、黒い土嚢袋の上で歌っている7人の女性を描いています。

 

雑草が生い茂る土嚢袋は、福島などに広がりつつある汚染処理土。黒いピラミッドなどと呼ばれているものですが、今、それらは劣化し始め、そこから土が漏れ、雑草が生えだしています。その現状を“難”として捉えているわけですが、その上に“福”の象徴である七福神をイメージした7人の女性を描きました。彼女たちが着ている服には、日本にある原発と同じ数だけのポケットがあります。これから私たちに訪れる“福”には全てこうした“難”が付き纏うけれど、それでも“福”を願うことは出来るはずだという意味合いを以って制作にのぞみました。

 

中途半端な態度になる危険性を恐れずに言えば、私は原発に関して、右だ左だといった極端な答えに寄りかかり過ぎず、死ぬまでその狭間で考え続けなければならない問題だと考えています。その中で、この作品を以てして「原発は悪だ!」とか、ましてや「善だ!」などと言いたいのではなく、この原発に囲まれた世界、そしてそこで生み出された“難”と“福”を受け入れながら、生きていかなければならない現状と覚悟を表現したいと考えたのです。その思いを形にするため、今回制作した『斉唱〜神7の唄』では、円山応挙『七難七福図』を発想のもとにしながら、小磯良平『斉唱』、日本二十六聖人記念碑『昇天のいのり』などを参照しながら描いています。

 

自身の身の回りにある個人史的なものから、国全体を取り巻く社会的なものまで、ミクロにもマクロにも難福は存在します。それを絵画として表現することが私の仕事です。

 

 

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新作『日本人の肖像画』

  • 2017.02.20 Monday
  • 20:24



新作『日本人の肖像画』という作品を描きました。描き表装部分には、日本にある原発(廃炉含む)と同じ数だけ放射性標識を描き、その中に自分と、自分が日頃から大切にしているものたちを描いた絵です。つまり日本の中の自分。

日本人の肖像画mini s.jpg

   
                            IMG_9990.jpg 


ここ数年全国各地で地震が頻繁に起こっていますが、地震が起こったとき、もちろん地震も怖いのだけれど、同時に近くの原発は大丈夫か!?と心配せずにはいられません。ついつい本や新聞を読んだり、ネットを見たりしてこの恐怖の根源を探ろうとするのだけど、とはいえ簡単に「東電が悪い!国が悪い!」と言い切れない部分があるのも事実でして…。それは原発による発電力や経済効果の恩恵を少なからずとも受けてここまで育ってきた部分を完全に否定できないからです。僕自身が原発を選択してきたわけではないし、舵取りは国が行ってきたとはいえ、生まれてここまで豊かにそして安全に暮らしてこれた背景に何があったのかを考えるとき、原発が生み出してきたものと切り離しては考えにくいと思うからです。この辺は極端な答えを持たずに、死ぬまで考え続けないといけないと思うところです。

その中で僕はこ...の作品で「原発は悪だ!」とか、ましてや「いや善だ!」などと言いたいのではなくて、この原発に囲まれた世界で生きていかなければならない覚悟をこの絵で表したかったわけです。絵の中の僕は2枚の畳の真ん中に座っていますが、これは原発に関して右だの左だの言っていたくはないという意思の表現。タイトルは、中身や内容は違えど日本人ならば置かれている状況は皆同じなのではないかという考えから、自画像ではなく『日本人の肖像画』としました。円山応挙肖像画を模倣したり、仙僂痢悄拶あ◆戮鮑胴柔して画中画として描いたり、美術家としての僕の基盤を作ってくれた作家の要素も盛り込んでいます。

 
日本人の肖像画 (2).jpg    スキャン_20170219 (2).jpg


Sengai_3.jpg



この作品は来週3月3日から始まる九産大展「ミニ・ウムQ(うむきゅー)」に出品します。
実物は結構小さい絵で、色ももう少し見やすい色合いだと思うんですけど、写真だと微妙な色合いが飛んじゃうんですよね。なので、お暇がりましたらぜひ会場までお越しください。初日の3月3日のみ在廊しております。あと、なぜこの絵をこの展覧会に出品するかという理由も自分なりにあるのですが、また展覧会の直前にでもタラタラ書きたいと思います。


 
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「ミニ・ウムQ 〜九産大芸術学部 小作品展〜」

 
・2017年3月3日(金)〜10日(金)
・ターナーギャラリー(東京)
 http://turnergallery.net/access
 東京都豊島区南長崎6-1-3 ターナー色彩株式会社 東京支店
・11時〜19時(最終日17時まで)
・初日3月3日のみ在廊予定
※本展は10号以下の小作品展ですが、一部非売品の作品もあります。ご了承ください。

 
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『日本人の肖像画』
​・2017年
・72×33
​・麻紙、染料、顔料、アクリル絵具、墨
 

「ウムQ(うむきゅー) 〜九産大芸術学部 作品展〜」

  • 2017.02.15 Wednesday
  • 00:16

 

 

今年、九州産業大学 芸術学部の展覧会「ウムQ(うむきゅー)」を東京で開催いたします。

 

 

 

この「ウムQ」という展覧会名は本学のコンセプト『産む、九芸』から名付けられました。この展覧会は九産大にとって、初の九州以外での展覧会になり、美術学科、デザイン学科、写真学科の3コースから、作家として活躍している40歳以下のOBと在学生による展覧会です。

9月に上野の森美術館別館ギャラリーにて展覧会を行いますが、まずは3月3日からターナーギャラリーにて「ミニウムQ」という小作品展を開催いたします。OB出品者は内田太郎、香月美菜、国本泰英、新宅睦仁、立木美江、田中武、堤康将、毛利美穂、元田久治(50音順)などです。初日の3月3日は僕も在廊しておりますので、是非ご予定ください。また詳細は後日お知らせいたします。

 

 

 

そして展覧会ロゴも完成しました!

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制作してくれたのは卒業生でデザイナーの福間友紀さんです。アジアの玄関口として古来より多様性を受け入れてきた気質をCMYKの色を使うことで表現してくれました。案内状はこれから配送してまいりますのでしばしお待ちください。また展覧会のフェイスブックページも立ち上げ準備中です。宜しくお願い致します!

 

 

 

 

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「ミニウムQ 〜九産大芸術学部 小作品展〜」

 

201733日(金)〜10日(金)

・ターナーギャラリー(東京)

 http://turnergallery.net/access

 東京都豊島区南長崎6-1-3 ターナー色彩株式会社 東京支店

11時〜19時(最終日17時まで)

※本展は10号以下の小作品展ですが、一部非売品の作品もあります。ご了承ください。

 

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